引越しの歴史

昔の引越しの形態は、現在のような、引越し専門業者などの存在はなく、運送業者が、引越しもついでに兼ねるといった形で存在していました。実は、現在の引越しのような形態に至るまでには、様々な紆余曲折を経ているのです。ここで引越しの歴史についてご紹介したいと思います。
時は、第一次石油危機後の不況時です。そんな中、引越し業者というものは存在しないのはもちろんのこと、大手運送業者や中小の運送業者らは厳しい原油高から、苦しい経済状況にありました。
そんな厳しい経済状況の中、中小の運送業者6社が集まり、ある組織化を始めます。中小の運送業者は、大手と比べて資金的にも、人員的にも弱い存在でしたので、中小同士で組織化し、引越しの荷物を扱う研究会を発足させたのです。
そして、1974年2月4日、東京都九段科学技術館で、中小運送事業者6社で構成された発起人集会を開催し、現在の引越し専門業者の元とも言える「引越研究会」が発足することになります。
引越し研究会では、毎月2回の研究会を兼ねて、引越しに関する組織化や、料金設定、また、引越しに関する商品作りの検討を重ねていきます。
さらに引越研究会発足後に、前述した6社以外にも、研究会へ参加する業者が増え続け、ついには19774年10月18日に、創立総会が開催されることになり、そしてついに「引越専門協同組合」が誕生することとなるのです。
現在も街で見かける「ハトのマークのひっこし専門」とは、この頃からのキャッチフレーズです。
発足当時は、引越専門業者が存在しないほど、人が流動的ではなく、引越し専門業者が消費者に受け入れられることは、考えられませんでした。その頃の運送業者にとっては「引越し」というカテゴリは片手間程度だったのです。
そんな状況の中、引越しに関する研究会を発足させた、先の中小運送業者には先見の明があると言っても良いでしょう。
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