

引越しには、思いがけないトラブルが起こることがあります。しかもいずれのトラブルも決して予測できるものとは限りません。しかし、できることならば、そういったトラブルは避けたいものです。そこで今回は、それら引越しにまつわるトラブルを事前に回避する為のいくつかの方法をご紹介したいと思います。もちろんこれをやれば必ずトラブルが防げるといったものではありませんが、以下にご紹介する対策を事前に実行することで、予測できるトラブルをある程度未然に防ぐことが可能なはずです。
これから、引越し業者を選択するという方、今から引越しをされるという方は、以下にご紹介する4つの注意点を実行して、より快適な引越しを目指してみては如何でしょうか?。
見積もり方法
まず、第一に見積もりです。引越しの見積もりは、引越しにおいて重要な作業の一つと言えます。何度も言いますが必ず「複数の業者へ見積もり」を依頼するようにしてください。時間が無いからと言って、一社のみしか見積もりを行わないということが決してないように、見積もりには十分に時間をとって、複数の引越し業者から見積もりをとるようにします。
できれば3社以上、もしくは時間が許すなら、最高5社程度の引越し業者に見積もりをお願いするのが良いと思います。実際に見積もりをお願いする引越し業者の選び方は、以前引越しをして、印象の良かった業者でも良いですし、口コミで評判が良い業者や大手の引越し業者などをチョイスして下さい。とにかく見積もりは複数の業者へとるようにすることが一番の重要ポイントです。
見積もりを複数の業者に依頼する利点はいくつかあります。まず、複数の見積もり依頼を行うことで、各業者間で料金の競争意識が生まれ、各業者から適正な引越し価格を引き出すことができるようになります。値引きする前の引越し提示金額は、どの引越し会社も高額でとても適正とはいえない引越し料金です。それが、複数の引越し業者を競わせることによって、十分に値引きされた額、つまり適正な引越し料金が引き出されるようになります。
また、引越し会社の営業マンはどこも似たり寄ったりで、ある程度こつをつかめば、営業マンから妥当な引越し料金の引き出し方が分かってくるはずです。
見積もりは、訪問見積もりで
そしてこれも重要なポイントなのですが、見積もりは必ず、「訪問見積もり」をするようにして下さい。最近は人件費削減の為か、訪問見積もりをせずに電話だけで見積もりを済まそうとする業者もいるようですが、そういったことが後々のトラブル元になることが少なくありません。引越しのトラブルを避けるためには、業者側に、必ず訪問見積もりをさせるようにします。もし、訪問見積もりを断るような業者ならば引越しを断るべきです。
実際のトラブル例としては、電話見積もりの場合、業者側へ電話口で伝え忘れていたことや、伝えなかったことが、言った言わなかったのトラブルになることがよく聞かれます。そういったトラブルは、見積もりが電話見積もりだけだったことにあるからです。その為、そういったトラブルに巻き込まれない為にも、必ず訪問見積もりを行って、間違いのない見積もりをしてもらうことが重要です。
また、引越し業者によっては、ダンボールや、その他の資材を無料で提供してくれる業者もいますが、それら梱包資材は必ず契約完了後に、受け取るようにしましょう。契約前に受け取ったことで、業者側から、ダンボール代金を請求されたり、キャンセル料などの不要な料金を請求される可能性があるからです。
もちろん、こういった料金は支払う必要がありません。もし、契約前に無料で提供されたものがあるのなら、全て返還して、一切の料金を支払う必要はないのです。
引越し業者は「標準引越運送約款」をきちんと提示する業者を選ぶ
そして、適切な引越し作業を行ってもらう為にも、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」をきちんと提示する業者を選ぶようにしましょう。残念ながら、引越し業者のすべてが健全に引越し業者として運営しているとは限りません。引越しの繁忙期だけに活動する違法な業者も存在していることから、少なくとも「標準引越運送約款」はちゃんと提示する業者を選ぶようにした方が良いでしょう。
また、後々の紛失、盗難などのトラブルを防ぐ為にも、貴金属などの貴重品や金銭類は、自身で引越し先に持ち運びをするようにします。信じたくはありませんが、実際に、あったトラブルとして、引越しの際に紛失、盗難にあったということは話は聞いたことがあります。もし、紛失、盗難にあったとしても、どちらに過失があったのかは水の掛け合いになってしまいます。
なので、金目の物や大事な物は、自身で管理して、引越し先に持って行くようにしたほうが良いでしょう。
引越し後のチェックを怠らない
そして、最後ですが、引越し後は、まず業者側の不備がないかどうかを十分にチェックします。引越し時には、その他の作業で忙しいかもしれませんが、必ずチェックはやっておきましょう。代表的なチェックは、確認作業として、荷物がすべて揃っているかどうかを確認します。できれば、引越し前に、ダンボールの総数や運搬する大型荷物の総数をすべて確認しておいて、引越し後に、荷物の数があっているかどうかを確認します。
また運搬された荷物に傷が付いていないかどうかも確認しておきましょう。さすがに、運搬直後にすべての荷物を確認することはできませんから、引越し後にでも、それを確かめておきます。ここで注意することは、開封確認は、引越し後3ヶ月以内に行うことです。3ヶ月を超えてしまうと紛失や破損に関して引越し業者への責任が消えてしまう為です。つまり、紛失や、破損を発見しても、3ヶ月を超えてしまうと、引越し業者の補償責任が消えてしまうので、引越しの開封作業は3ヶ月以内にすることが重要です。
もし、引越し前や引越し後に業者とトラブルで改善されないようなことがあるなら、ぜひ民間の相談窓口である「国民生活センター」などに、相談してみるのが良いでしょう。個人で自己解決しようとするよりも、多くの解決策が得られるはずです。
